2021-01-01から1年間の記事一覧
12月20日、KAB(熊本朝日放送)様と熊本市教育委員会の連携協定を締結しました。当日はKABの高田徹取締役と調印式を行いました。 Kumamoto Education Weekなど各種企画の立案・実施に向けて協力する内容です。教育委員会とテレビ局のコラボで何ができるのか、…
Kumamoto Education Week 2021-2022、開催します!熊本市教育委員会がお送りする、渾身のオンラインイベントです。みんなで教育について考え、語る9日間。今年のテーマは「みんなの夢が未来を創る」です。 今回、本当にすごいと思うのは、各課・各担当がどん…
本日の市議会本会議で、教育長の再任同意を頂きました。熊本市の学校改革は、教育委員会がグイグイ引っ張る段階を終え、学校が自律自走する新しい段階に入ってきている実感があります。それに合わせて、教育長や教育委員会の役割も変わってくるものと考えて…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて転載します。 学校の役割を問い直す 子どもの「現在の幸せ」を保障する場に 学校の機能のうち、オンラインでは決して提供できないものがある。学習や友達との交流は、オンラインで多少なりとも可能であるが、「…
著者の苫野先生からご恵贈頂きました。「ちくまQブックス」という10代向けの新シリーズの、記念すべき第一弾となる作品です。 10代向けということで、たいへん読みやすく書かれています。しかし、言っていることの要求水準はとても高いです。大人になった今…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて転載します。 校則見直しで学校管理規則改正 子どもも参画、学校を民主主義実践の場へ ■校則の何が問題か 最近「ブラック校則」についての報道をよく見掛ける。確かに理不尽な校則は問題だが、そのような校則を…
911から20年が経ったのですね。 あの日、ハーバードのケネディスクールで、皆が呆然と立ち尽くしながら大きなスクリーンを見ていました。 画面には、煙を上げるビルと、突入した飛行機の搭乗者名簿が延々と流れています。何百人という名前と年齢が続くその最…
月刊『教職研修』で連載が始まったということで、しかもアフリカの研究者ということで、どんな方なんだろうと思い読んでみました。「越境ブックレットシリーズ」という謎の名前、さらに、第1巻なのにこの前に第0巻もあるという謎の展開です。 読んでいくと…
著者の末冨先生からご恵贈頂きました。本書のいう「子育て罰」は、子育てする人に厳しい社会や制度という意味です。 現在の日本の制度が、特に経済的な面で子育て世帯に非常に厳しいものになっているということが、様々なデータに基づいて論じられています。…
熊本市の本、2冊目が出ます! 前回は『教育委員会が本気出したらスゴかった』という本でしたが、今回は『GIGAスクール・マネジメント』という、熊本市の学校の先生達がスゴい!という本です。 前回と同じ佐藤明彦さん著、時事通信社の本です。取り上げて頂…
今日は熊本博物館「銀河鉄道の夜-KAGAYA 星の世界展」オープニング。去年コロナで延期になり、待ちに待った日です。 写真やイラストなどの展示とプラネタリウムの同時開催。銀河鉄道に乗った気分になれる「ジョバンニの座席」もあります。私が座ると出張中の…
熊本市教育センターを中心に、熊本市教育委員会のキャッチフレーズ "Kumamoto Eduaction" ができました。 ご覧の通り、Educationの"c"と"a"を入れ替えて、教育のaction。教育センター所長の力作です。 このキャッチフレーズの下に、なんかいろいろやる、との…
熊本市では「体罰等審議会」を設置し、体罰・暴言等に関する相談票の提出があった場合は、全ての事例を調査し外部有識者による審議会で審査する体制をとっています。 しかし、それでも把握できていない体罰・暴言があるのではないか、という審議会での意見を…
部活の先輩の清水さんの本です。なんて言ったら失礼ですね。経営学がご専門の清水剛東大教授のご著書です。 戦前の日本は、今よりはるかに死が身近な社会でした。特に感染症による死は多く、家族や友人・知人の誰かを感染症で亡くしているのは普通のことでし…
レッドアローは西武線を走る特急の名前です。私も子供の頃には、親に連れられて池袋の西武で買い物をし、パルコの上でご飯を食べて、レッドアローで帰るというのが年に何度かの贅沢という、典型的な西武の民でした。卒業アルバムにも西武ライオンズのウィン…
長野県池田町の竹内延彦教育長からのご紹介で読ませて頂きました。自らオルタナティブスクールを創設・運営されている著者が「小さな学校」を制度化する構想を描いています。小さな学校とは、生徒数200人以下でオルタナティブ教育をする学校を意味します。 …
編著者の一人である信州大学准教授の林寛平先生からご恵贈頂きました。現地でしかわからないリアルな北欧各国の教育事情が描かれており、中でもスウェーデンに重きが置かれています。 スウェーデンに関する記述では、例えば、民主主義や政治参加に関する学校…
連休期間中の部活動は、感染防止対策が徹底されている公式戦以外、他校と交流する合同練習や練習試合、合宿及び大会は禁止となります。詳細はこちらのページをご覧ください。 www.city.kumamoto.jp
熊本市立図書館では、閲覧室や学習室の利用を停止し、一度に借りられる冊数を10冊から15冊に増やします。 感染防止のため、滞在時間や利用回数を減らせるようにという趣旨です。開館時間、貸出期間の変更はありません。 連休中はたっぷり本を借りてステイホ…
以前こちらにも書いた『文部科学省の解剖』の青木栄一さんによる新書です。所々「ん?」と思う箇所もあるものの、概ね納得の内容だと思いました。 本書で印象的なのは、現在の教育政策が官邸や他省庁の「間接統治」であるという主張です。ご存知のとおり間接…
14人のイノベーターにインタビューした記事をまとめた書籍です。その中で私が一番印象に残ったのは、野依良治先生です。特に「科学者として成功した人は、しばしば変人奇人で、非社交的です。良い子ではない。」という部分は説得力がありました。そういう人…
昨日の教育委員会会議で、校則制定についての学校管理規則の改正を行いました。 ・校則は必要かつ合理的な範囲内であること ・校則の制定・改廃に教職員、児童生徒、保護者が参画すること ・校則を公表すること の3点を定めています。 学校管理規則は、学校…
臨時休校中の生活や学びの状況について、高校生や保護者への調査に基づいて分析した本です。 まず驚くのは、調査の時期です。昨年5月、つまり、まだ休校中に調査を行っています。私達も日々、正解がない状況の中で、できることをやろうと奮戦していたわけで…
中央教育審議会に「『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について」諮問されました。 教員免許等について議論が行われるとのことで期待していますが、この諮問文を読んだ率直な感想は、教師に高い資質能力を求めすぎているという…
熊本市教育委員も務められている苫野先生の著書です。 自由学園での講義をもとに書籍化した本なので、本来は難しいはずのルソーの思想について、中高生向けにとてもわかりやすく解説されています。 「よい社会」とは何か?という問いについて考えた『社会契…
2/25の定例教育委員会会議では、校則・生徒指導のあり方の見直しについても議論しました。12月の会議に続き、2度目の案の提示です。ポイントは以下のとおりです。 (1)「豊かな人生とよりよい社会を創造するために、自ら判断し主体的に行動できる人を育む」…
2/25の定例教育委員会会議で、熊本市立高校・専門学校改革の素案を発表しました。 ①普通科から探究科への転換 ②必由館高校に附属中学校を設置 ③千原台高校に通信制課程を設置 ④ビジネス専門学校は起業家育成を重視 ⑤高校は30人、附属中は25人の少人数学級 な…
2月16日に開催された国立教育政策研究所の教育改革国際シンポジウムで、熊本市から教育センター副所長の本田が発表させて頂きました。 「ICTを活用した公正で質の高い教育の実現」というテーマのシンポジウムで、熊本市は「『できるところからやる』ことが、…
clubhouseでは、「Let them in!」とか「Follow them?」とか聞かれます。最初は「ん?一人だよね?」と思いましたが、これは一人に対して「they」と使ってるんですね、きっと。he や she のように性別に言及しないように。そういう単数形の「they」を最近は使…
熊本市の令和3年度当初予算案が公表されました。 教育費は677億円で、前年度当初予算より微増となっています。一般会計総額に占める割合は18.1%です。内容としては、1人1台端末の運用、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー、読書関係事業な…