教育長ブログ

文科省→起業→熊本市教育長

「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について

中央教育審議会に「『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について」諮問されました。
教員免許等について議論が行われるとのことで期待していますが、この諮問文を読んだ率直な感想は、教師に高い資質能力を求めすぎているということです。その能力はあまりに人間離れしていて、神話を読んでいるような気分になりました。
まずは、より高い資質能力の人材を求めるならば、より高い給料を払わなければならない、という基本的な点はぜひ踏まえて議論していただきたいと思います。
そして、私はむしろ、これまでと同じ資質能力の人でも、これまでより良い授業や学校運営ができる環境や仕組み、技術を考えることが重要だと思います。それこそがイノベーションであり、ICTはその一つです。
教員は日本に100万人以上いる職業なのですから、そんなに限られた超スーパーエリートにしか務まらない仕事にしてしまっては成り立ちません。あまりに高い資質能力を求めれば、希望者がさらに減るだけです。
ものすごい資質能力を持った人でなくても、時速100キロで走ることができます。車があれば。それが技術の力です。これからの議論が、時速100キロで走れる人の養成・採用・研修にならないようにお願いしたいものです。