教育長ブログ

文科省→起業→熊本市教育長。44歳。仕事をしながら悪性リンパ腫治療中。

教育

辻和洋・町支大祐編著、中原淳監修『データから考える教師の働き方入門』を読みました。

横浜市教育委員会と立教大学中原淳研究室の共同研究をまとめた書。「データに基づけ、しかし、リアルな物語を編め」をコンセプトとしていて、タイトルからは小難しい内容かと思いきや、とても読みやすく、サクサク読み進められます。 実際にどんな特徴を持っ…

「熊本の教育を世界に発信!シュライヒャー局長と共に考えるEducation 2030」を開催しました。

OECDのシュライヒャー局長をお招きして、熊本の教育を世界に発信!と題してシンポジウムを開催しました。 タイトルにもあるように、シュライヒャー局長の話を聞くだけではなく、熊本の学校でやっていることも実はすごいんだよ、ということをシュライヒャー局…

「学校改革!教員の時間創造プログラム」(働き方改革)の成果が見えてきました。

8月の定例教育委員会会議で、「学校改革!教員の時間創造プログラム」(働き方改革)の進捗状況を報告しました。 今年度の4~6月期は、2年前の同時期に比べて、時間外勤務が月80時間を超える教員は46.5%減、時間外勤務の平均時間は11.8%減となっています…

「第5回 教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催しました。

昨日(8月17日)、「第5回 教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催しました。 この会は、勉強会と交流会(飲み会)を交互に開催することにしており、今回はお勉強抜きの交流会です。 今回は、熊本市の南東にある「恐竜の郷」御船町の本田惠典教育長、ビスケッ…

合田哲雄著『学習指導要領の読み方・活かし方』を読みました。

文科省の合田財務課長のご著書です。本書については、何度も読んで何度も考えたことがたくさんあるのですが、起承転結という感じで4つにまとめてみました。 1.著者について 平成20年・29年と二度の学習指導要領の改訂に携わられた合田課長は、新指導要領…

「熊本の教育を世界に発信!シュライヒャー局長と共に考えるEducation 2030」を開催します。

熊本市教育委員会では、OECD生徒の学習到達度調査(PISA)などの責任者であるアンドレア・シュライヒャーOECD教育・スキル局長をお招きし、「Education 2030」について考える講演会・シンポジウムを開催します。 もちろん、単に講演を聞くだけでなく、熊本の…

市立高校等改革の議論が始まりました。

今日(7月31日)から、市立高校等改革検討委員会の議論が始まりました。熊本大学准教授の苫野一徳先生を委員長として、現役の高校生・専門学校生も委員になり、白熱した議論が展開されています。 熊本市では、すべての学校種を通じて、新しい時代に必要な…

住田昌治著『カラフルな学校づくり』を読みました。

住田昌治著『カラフルな学校づくり』を読みました。 最初は、表紙の雰囲気から、本当に校舎の壁や教室をパステルカラーに塗ったりする話かと思いましたが、全く違いました。ESDに学校全体で取り組むことを通じて、学校自体を元気で持続可能なものにしていっ…

大江浩光著『わかる!特別支援教育のリアル』を読みました。

鹿児島の実践家、大江浩光先生から、ご著書『わかる!特別支援教育のリアル』をご恵贈頂きました。教員だけでなく保護者向けの書でもあるので、読みやすく、かつ、具体的・実践的に書かれています。 本書の中で、大江先生は、特別支援教育においてつける力は…

「第5回 教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催します。(8月17日)

「教育を盛り上げる会 in 熊本」は、教育に関心のあるすべての人が、自由な立場で意見交換し、教育のあるべき姿を考え、これからの教育を盛り上げていくことを目的とする交流会です。 おかげさまで、本会も1周年を迎えました。まずは、この1年間に参加して…

「市立高校等改革検討委員会」の委員を決定しました。

昨日の臨時教育委員会会議で、「市立高校等改革検討委員会」の委員を決定しました。 委員は以下の13名です。おかげさまで、公募委員には多数のご応募をいただきました。ご応募下さった皆様、応募をご検討下さった皆様、ありがとうございました。 また今回…

青木栄一編著『文部科学省の解剖』を読みました。

これまで行政学的な分析がほとんど行われてこなかった文部科学省に関する研究ということで、たいへん興味深く、面白く読みました。 他省庁と比べて、総理や官邸への影響力が少ない、財務省に弱い、族議員や関係団体との内輪の付き合いが多い、という、日頃か…

苫野一徳著『ほんとうの道徳』を読みました。

苫野一徳先生から、ご著書『ほんとうの道徳』をご恵贈いただきました。 この本は非常に感想が書きにくい本でした。読んでからも何を書こうか悩み、少し寝かせておきました(笑)。なぜなら、日頃から苫野先生とよくお話をし、ご著書や記事もそれなりに読み、…

九州ICT教育支援協議会2019に参加しました。

昨日は、熊本大学で開催された九州ICT教育支援協議会2019に参加しました。 私も冒頭に少しだけお話する時間を頂きましたが、それに続いて、熊本市立学校(楠小学校、北部中学校)でのICT教育の現状、熊本大学前田康裕准教授のワークショップ、経産省浅野大介…

経済産業省の浅野大介室長をお迎えして懇親会を開催しました。

今日は経済産業省の浅野大介室長をお迎えして、いつものメンバーと「教育を掘り下げる会」を開催しました。『未来の教室』で教育改革の議論をリードする浅野室長とのお話は、とても刺激的で有意義な時間となりました。 文科省はどうしても学校中心の議論にな…

OECDの田熊美保シニア政策アナリスト・西南学院大学門田理世教授をお招きした懇親会を開催しました。

一昨日ですが、OECDシニア政策アナリストの田熊美保さん、西南学院大学の門田理世教授をお迎えして、いつもの仲間で懇親会を開催しました。 お二人には、北部中学校、砂取小学校を視察を頂きましたが、子ども達が生き生きと発言するアクティブな授業に、とて…

岡本薫著『教育論議を「かみ合わせる」ための35のカギ』を読みました。(本の感想と少しの思い出)

少し古い本ですが、大空小学校の木村泰子先生と麹町中学校の工藤勇一先生が共通して影響を受けたということで、最近また話題になっている本です。 15年以上前の本ですから、当時と今とでは状況が変わっている部分もありますが、今でも変わらずに教育論議の課…

熊本博物館協議会の委員を公募します。

熊本市教育委員会では、「熊本博物館協議会」の委員を公募しています。昨年12月にリニューアルオープンした熊本博物館。まだまだ発展途上だからこそ、たくさんの可能性を秘めています。「こんな博物館になったらいいな」というアイデアをお持ちの方、お待ち…

市立高等学校等改革検討委員会の委員を公募します。

これから熊本市教育委員会が力を入れて取り組むテーマが、高校改革です。これまで熊本になかった新しい高校を作るため、今の市立高校の姿にこだわらない新しい学校像を描く、高校改革のための検討委員会を設置します。 その委員会で、教育関係者、有識者、現…

教育委員会会議の透明性を(少し)向上しました。

本日は令和最初の定例教育委員会会議でした。今回から、教育委員会会議の透明性を(少しですが)向上するため、次の2点を改善しました。 1. 議事録をより詳細にしました これまでの議事録は、実際の発言を多少要約したものでしたが、今回承認した4月定例会…

今年も豪華講師陣をお招きして、教師塾「きらり」を開催します。

熊本市教育センターでは、今年度も授業力向上を目指す教師塾「きらり」を開催します。例年、素晴らしい講師の先生方に来て頂いていますが、今年も豪華な講師陣でお届けします! 7月29日 ICTを活用した授業づくり講話 京都教育大学附属桃山小学校 教諭 木村 …

「おもしろ野菜かるた」を頂きました。

「おもしろ野菜かるた」を頂きました。熊本県学校給食納入協同組合様から、市内の小・中・特別支援学校に。ありがとうございます!それぞれの札は尚絅大学・短大の学生さんが考えたそうで、なかなかユニークです。こんな力強いアスパラガスは初めて見ました…

なぜ今、2年前の教員採用試験の倍率が発表されるのか?

4月19日に文部科学省が発表した「平成30年度」教員採用試験の倍率が、小学校では3.2倍となったことを受けて、倍率低下が話題となっています。 この結果を見ると、熊本市は小学校が5.3倍で、高い方から3番目となっており...ん?去年そんな倍率だったか?確か3…

教員採用試験の実施要項を公開しました。

今年度の熊本市教員採用試験実施要項を公開しました。実技試験の内容など、いくつか前年度との変更点があります。「求める人物像」などはそのままです。 学校改革を強力に進めている熊本市での教職にご興味ある方は、ぜひ覗いてみてください。 〔今年度の主…

「第4回 教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催しました。

今日は「第4回 教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催しました。 今回は映画『Most Likely to Succeed』の上映会という、これまでとは違う趣向の会でしたが、おかげさまで定員100人が満員御礼となり、ワークショップも大変盛り上がりました(集合写真に写って…

「市長とドンドン語ろう!」を開催します。

熊本市では5~6月に、5区それぞれで「市長とドンドン語ろう!」を開催します。 今回は教育もテーマとなりますので、教職員、生徒、保護者の皆様をはじめ、教育に関心のある方の幅広いご参加をお待ちしています! 各区の開催日程は以下のとおりです。 西区…

中教審の諮問について

今回の中教審の諮問は気合が入っていますね。「新しい時代の教育」を創るという文科省の意気込みが感じられて、期待しています。 多くの検討課題が挙げられていますが、対症療法の束ではなく、新時代の学校像の提示と、それを具体化した改革案をぜひお願いし…

文科省通知の本文と補足説明が掲載されました。

一昨日こちらで話題にした、3月29日付の文部科学省通知「平成30年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果及び平成31年度以降の教育課程の編成・実施について」ですが、同省のサイトに、通知本文と「補足説明」がアップされました。 …

平成30年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果及び平成31年度以降の教育課程の編成・実施について(文科省通知)

文科省が3月29日に授業時数についての通知を出しました。これについて、ネット上でいろいろな意見を見るのですが、どうもピントがずれた意見が多いように思います。というのも、文科省のサイトにも通知本文が載っていないので、みんな通知本文を見ないで意見…

森絵都著『みかづき』を読みました。

塾の話です。学校が圧倒的な存在であり、塾に行くことは後ろめたいとされていた時代から、塾の全盛期、そして現代まで。塾を創業した一家の三世代にわたる波乱の物語です。少しボリュームがありますが、面白くどんどん読めます。 この物語では、文部省は極悪…