教育長ブログ

文科省→起業→熊本市教育長。44歳。仕事をしながら悪性リンパ腫治療中。

教育

中教審の諮問について

今回の中教審の諮問は気合が入っていますね。「新しい時代の教育」を創るという文科省の意気込みが感じられて、期待しています。 多くの検討課題が挙げられていますが、対症療法の束ではなく、新時代の学校像の提示と、それを具体化した改革案をぜひお願いし…

文科省通知の本文と補足説明が掲載されました。

一昨日こちらで話題にした、3月29日付の文部科学省通知「平成30年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果及び平成31年度以降の教育課程の編成・実施について」ですが、同省のサイトに、通知本文と「補足説明」がアップされました。 …

平成30年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果及び平成31年度以降の教育課程の編成・実施について(文科省通知)

文科省が3月29日に授業時数についての通知を出しました。これについて、ネット上でいろいろな意見を見るのですが、どうもピントがずれた意見が多いように思います。というのも、文科省のサイトにも通知本文が載っていないので、みんな通知本文を見ないで意見…

森絵都著『みかづき』を読みました。

塾の話です。学校が圧倒的な存在であり、塾に行くことは後ろめたいとされていた時代から、塾の全盛期、そして現代まで。塾を創業した一家の三世代にわたる波乱の物語です。少しボリュームがありますが、面白くどんどん読めます。 この物語では、文部省は極悪…

今年度の目標を教育委員会事務局で共有しました。

今日は教育委員会事務局の管理職を集めた会議。一人一人が、今年度の抱負を述べました。私からは、今年度の目標として、簡単ですが以下のようにお話しました。 ・今年度は、「学校改革」を教育委員会の主要課題と位置付け、令和の新時代にふさわしい学校像の…

年度初め

年度初めは色々な打ち合わせが続きます。特に、今年は新体制になり、新たに教育委員会に来た人達も多くいます。 そうした方々と、早いうちに目指す方向性を共有したい、そして私の思考パターンを知ってほしい、という気持ちから、同じ打ち合わせでも、いつも…

「学校改革推進室」を設置します。

4月1日から、熊本市教育委員会では「学校改革推進室」を設置します。働き方改革、市立高校等改革から、教育課程、制服・校則などの学校生活まで、学校改革に関することを総合的に扱う専門の部署です。 また、教育長の下にいる教育次長を2人に増員し、うち…

働き方改革が進んでいます。

熊本市でも、校務支援システムの導入で指導要録の作成が便利になったという声が聞こえてきて嬉しい。来年には、給食費・学校徴収金を、学校を通さず市で一括管理するシステムが続く。 学校独自の働き方改革の取組も進んでいる。一年前・二年前の情報がすぐに…

苫野一徳著『「学校」をつくり直す』を読みました。

苫野一徳先生にご著書『「学校」をつくり直す』をご恵贈いただきました。 名著です。なぜなら、私も「あとがき」にちょこっと登場しているから。というのは冗談ですが(笑)、苫野先生がこれまでのご著書で展開されてきた理論をもとに、「新しい学校をつくろ…

平成31年度 熊本市立学校等教職員異動一覧

なぜか一昨日あたりからブログへのアクセスが急上昇しているので、どのページが見られているのかなと思ったら、去年の教職員の異動でした。今年のはこちらです。 www.city.kumamoto.jp

Most Likely to Succeed 上映会(第4回 教育を盛り上げる会 in 熊本)を開催します。

「教育を盛り上げる会 in 熊本」では、一般社団法人子供教育創造機構のご協力をいただき、映画「Most Likely to Succeed」の上映会を開催することになりました。 本会幹事の苫野一徳・熊本大学准教授も「教育関係者必見。とにかく多くの方に観ていただきたい…

前田康裕著『まんがで知る未来への学び』を読みました。

前田康裕先生のご著書『まんがで知る未来への学び』を読みました。「教育を盛り上げる会 in 熊本」で一緒に活動させていただいています。 学校は「先生と生徒」だけを考えていればよい、閉じた世界ではなくなっています。では、学校を開くとはどういうことか…

藤原辰史著『給食の歴史』を読みました。

藤原辰史著『給食の歴史』を読みました。 明治期からの学校給食の歴史を丁寧にまとめた一冊。戦後の給食の話は多少聞くことはあっても、戦前の給食の話は知らなかったので勉強になりました。 中でも、熊本女子師範学校附属小学校の給食が「日本給食史の最上…

学校用iPadの制限解除、運用を開始しました。

先日の教育委員会会議での決定のとおり、熊本市では2月18日から学校用iPadの機能制限を大幅に解除しました。 熊本市の学校で実際にお使いになっている方で、まだこういう部分が不便だとか、逆にこういう点が困るとか、ありましたらどんどんお寄せください。 …

県名に「本」がついているのは...

昨日は熊本県社会教育課のOB会でした。今年退職される方の挨拶で、私が課長時代のエピソードが。読書活動推進の事業をしている時、私に「都道府県名に『本』がついてるのは熊本県だけだからね」と言われたのが心に残っていると。すみません。全然覚えてま…

平成31年度予算案

熊本市の来年度予算案は、教育費の比率は17.2%になりました。昨年度は14.4%、今年度は16.8%だったので、やっとここまで来たかという気持ちです。 ようやく、教育費が少ない政令市ではなくなりました。市全体の予算編成でも教育にはかなり配慮して頂いてあり…

劇団四季こころの劇場「魔法をすてたマジョリン」を鑑賞しました。

1月25日は、劇団四季こころの劇場「魔法をすてたマジョリン」を鑑賞しました。全国的に展開されている社会貢献活動で、熊本市でも小学6年生を無料で招待頂いています。特に、今年からはご厚意で公演を3日間に増やして頂き、希望する全校が参加できるよ…

タブレット端末の機能制限を大幅に解除します。

昨日の定例教育委員会会議で「タブレット端末の利活用の促進に向けた機能設定について」を承認いただきました。 基本方針として「学校で使う端末として国内トップレベルの自由度をもつ、制限が少ない設定とする」と明記しています。教師用は管理上の制約を除…

2月2日、第3回「教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催します。

2月2日(土)、熊本大学で「第3回教育を盛り上げる会 in熊本」を開催します。今回は、苫野一徳熊大准教授を中心に、「どのような先生が『よい』先生か』をテーマとした講演やワークショップを行います。皆様のご参加をお待ちしています! 詳細・お申し込み…

教育を盛り上げる会(新年会)を開催しました。

1月10日、第2回「教育を盛り上げる会 in 熊本」(新年会)を開催しました。私は参加できなかったのですが、運営スタッフの皆様が一致団結して頑張ってくださり、素晴らしい会になりました。ぜひこの調子で熊本から教育を盛り上げる新しい波を起こしてい…

福島創太著『ゆとり世代はなぜ転職を繰り返すのか?』を読みました。

福島 創太さんに、ご著書『ゆとり世代はなぜ転職を繰り返すのか?』をご恵贈いただきました。 「やりたいこと」を突き詰め、仕事を通じて自己実現する「自律的キャリア」を目指すべきという考え方は、もともと社会が若者に求めたものでした。しかし、その考…

工藤勇一著『学校の「当たり前」をやめた。』を読みました。

工藤勇一著『学校の「当たり前」をやめた。』を読みました。 事前情報が多すぎて、読む前から読んだ気になっていた一冊ですが(笑)、期待通りの内容です。この本を読んで「当たり前を見直してみよう」と行動に移す学校がどんどん出てくれば嬉しいですね。も…

日向野幹也著『高校生からのリーダーシップ入門』を読みました。

熊本市立必由館高校でリーダーシップの授業をして頂いた日向野幹也先生に、ご著書『高校生からのリーダーシップ入門』をご恵贈頂きました。 権限によらないリーダーシップ(リーダーシップとオーソリティ)や、ダンスフロアとバルコニーといった、私もケネデ…

1月10日「第2回 教育を盛り上げる会 in 熊本(新年会)」を開催します。

「教育を盛り上げる会 in 熊本」は、教育に関心のあるすべての人が、自由な立場で意見交換し、教育のあるべき姿を考え、これからの教育を盛り上げていくことを目的とするグループです 2019年は、交流会と勉強会を年2~3回ずつ、交互に開催していきます…

教育長2期目の任命同意を頂きました。

今日の市議会で、教育長2期目の任命同意を頂きました。 12月15日から3年間の新しい任期となります。これまで同様、全力で熊本の教育のために取り組みますので、よろしくお願い致します。 今日の議会で行った所信表明をそのまま掲載します。 ・・・教育長の…

中村高康著『暴走する能力主義』を読みました。

中村高康著『暴走する能力主義』を読みました。 タイトルから想像する「能力主義が行き過ぎて困っちゃう」という内容ではなく、「能力主義が代案もないまま批判されすぎて困っちゃう」という本。 「これからの時代は○○力が必要」といった能力観が次から次に…

日野田直彦著『なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか⁉︎』を読みました。

日野田直彦著『なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか⁉︎』を読みました。 いわゆる普通の公立高校を、海外の大学にもどんどん進学する活気ある高校に変えた、民間人校長の話。日野田さんのビジョンと行動力に加えて、…

文科省も問題視する、学校の「同調圧力」

文科省が出している新学習指導要領の解説「特別活動編」に、いいことが書いてある。 ・集団づくりにおいて、「連帯感」や「所属感」を大切にするあまり、ともすれば、教師の期待する生徒像や集団の姿からの逸脱を許容しないことで、過度の同調圧力につながり…

12月1日、熊本博物館リニューアルオープン!

本日、長らく休館していた熊本博物館がリニューアルオープンしました! 工事中に起こった熊本地震を乗り越え、予定より約1年遅れでのオープンです。中身をちょっとご紹介しますと... 1階は歴史・文化系の展示で、石器・土器の時代から戦後の生活まで、様々…

予備時数の削減、夏休みの特例などを決めました。

11月21日の定例教育委員会会議で、①予備時数の削減②長期休業期間の変更③土曜授業の裁量拡大という方向性を決めました。必要な学校管理規則の改正等は今後行います。 ①は、働き方改革の一環です。現在、多い学校では年間70時間以上の予備時数を取っていますが…