熊本市では、欠席及び出席停止中の児童生徒に教室の授業をライブ配信する取り組みについて、「できるところからやるように」各学校に通知しています。
これは、当面の措置として、欠席しても教室の様子がわかるようにして、次に登校しやすいようにするものです。
将来的には、長期の不登校の子供にはオンライン専用の教育課程が提供できるよう検討を始めています。それぞれの子供の状況に合わせて、リアルとオンラインを使い分けて授業が受けられるような体制を整えたいと思います。例えば、こんなイメージです。
短期の欠席 → 教室の授業をライブ配信
長期の欠席・不登校 → オンライン専用の教育課程(教育委員会 or 特例校)
それから、この通知で一番大事なのは、最後の一行だと言ってもいいと思います。
「実施できるところから各学校で工夫して行うこと。」
学校は(もともと完璧ではないのに)完璧主義ですので、全校・全員で一律にできなければ、何もしない、となりがちです。
しかし、「できることからやる。できる範囲で工夫する。」という意識に変えていかないと、学校は何もできないままで終わってしまいます。