2024-01-01から1年間の記事一覧
話題の映画「小学校~それは小さな社会~」を観てきました。 日本の学校に通った私たちから見れば、よくある学校の、よくある日常が描かれています。コロナ禍ならではの制約や、靴を揃えることへの(ちょっと度が過ぎた)こだわり以外は、誰でも経験したこと…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて掲載します。 ・・・ ◯ 熊本市の新しい学校部活動の概要 熊本市では、新しい学校部活動の在り方について、2年間にわたり検討を行ってきた。このたび素案がまとまったので、ここでご紹介したい。 その骨子は、 …
熊本市立中学校の「新しい学校部活動」の素案を公表しました。 希望者のみが指導し、報酬を得る仕組みへと転換します。また、人材バンクを設置して、地域で支える持続可能な学校部活動を実現します。 およそ2年にわたり多くの関係者が検討してきた結果が形に…
熊本県市町村教育長の研修で、京都市のツラッティ千本(京都市人権資料展示施設)、宇治市のウトロ平和祈念館などに伺いました。 前者は、同和問題をはじめとして広く人権問題に関する展示、後者は、在日コリアンとそれを支えた人たちの歴史や思いに関する展…
秋の園遊会にご招待頂きました。 熊本市の教育委員会や学校の皆さんの仕事を評価して頂いたものと思いますので、代表して伺いました。 午前中は雨でしたが、午後からは晴れて素晴らしい天気になり、よかったです。
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて掲載します。 ・・・ ・学校教育法施行規則の改正で変わる対応 今年8月、学校教育法施行規則が改正され、不登校児童・生徒が自宅やフリースクール等で行った学習の成果について、一定の要件を満たす場合に、学…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて掲載します。 ・・・ 先日、東京都のある小学校と、山形県のある中学校を訪問する機会を頂いた。私が勤める熊本市の学校とは大きく異なる両校の状況に、日本の広さを感じずにはいられなかった。 東京都の小学校…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて掲載します。 ・・・ 今年は、4年に1度の新しい中学校教科書の採択年である。各地の教育委員会では、夏の採択に向けて準備が始まっている。 ご承知の通り、教科書の採択は、公正が確保されるよう厳密な手続き…
苫野さんのルソー愛に溢れた本、そして、『エミール』を現代に活かそうという志に溢れた本です。また、数多ある苫野さんの本の中でも、この本は特に読みやすい一冊だと思います。 苫野さんは、260年前の名著を「現実の教育に役立てる」と言っています。しか…
堺市の関百合子教育長を訪問しました。 関さんは文科省出身で、この4月から教育長に就任されています。 かつて、関さんは滋賀県の生涯学習課長、私は熊本県の社会教育課長を同時期に努めていたので、お互いに助け合いながら仕事をしました。 それから十数年…
大阪府の水野達朗教育長を訪問しました。 水野教育長は、不登校支援団体から大阪府大東市教育長、そしてこの4月から大阪府教育長というキャリアを歩まれています。 大東市教育長としての手腕や、周囲の皆様からいかに慕われていたかということは、傍目で見…
「日本の学校の現在地と、そこから見える近景を描いた本」というのが一読しての感想でした。佐藤さん版の「答申」といった感じです。 ...と思いながら改めて表紙を見ていたら、サブタイトルに「現在地」って書いてあるじゃないですか。ごめんなさい、見落と…
熊本の誇る教育まんがの巨匠、前田康裕先生の最新作です。 今回のテーマは校内研修。実際に前田先生が携わっている「授業改善プロジェクト」を基に書かれているので、これまでの作品以上に、具体的で実践的になっています。熊本市立学校の実践に基づいた描写…