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政策作ってる人のブログ

政策をつくる仕事をしながら、考えたことを書いてみます。

誰が地方分権を殺したのか。

そういえば最近、「地方分権」という言葉をあまり聞かない。

 

気のせいかなと思って、googleの検索数を調べてみたら、やはり最近はかなり減っている。2004年以降で「地方分権」という言葉の検索数の推移をみると、こんな感じだ。

 

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2009年までは、波があってもそれなりの検索数を記録している。しかし、その後は急激に減ってしまった。最後の波は2009年7月、政権交代の直前である。翌8月に民主党が総選挙に勝利、9月に民主党政権が成立した。

 

 民主党政権は、地方分権の代わりに「地域主権」という言葉を使った。そのため、地方分権という言葉は表舞台から消えたのだ。

 

ちなみに、「地域主権」という言葉の検索数は、こんな感じ。民主党政権になった2009年9月から使われ始めたことがよくわかる。ピークは2010年6月、『地域主権戦略大綱』の決定時である。

 

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2012年12月、再び自民党政権に戻った時、「地域主権」という言葉は消えた。しかし、「地方分権」という言葉はそのまま戻らなかった。

 

果たして、地方分権を殺したのは、民主党なのか、自民党なのか。それとも国民なのか。そして今後、地方分権は戻ってくるのか。

 

僕は、むやみに地方分権すればいいとは思わない。しかし、まだまだ、その言葉を消してしまう段階ではない。そう思って、これから国会関係の原稿を書く際には、少しずつその言葉を入れようと思っている。