教育長ブログ

文科省→起業→熊本市教育長。43歳。教育長の仕事をしながら、考えたことを書いてみます。

学校の働き方改革を考えるシンポジウム

今日は学校の働き方改革を考えるシンポジウムに登壇しました。時間的に発言の機会は限られていましたが、大体こんなことを言いました。

・学校は子どものための施設だが、教員の全人格が子どものために存在するわけではない。そこを区別しないと教員の働き方改革はできない。本人がいくら充実していると思っていても、朝から晩まで学校にいてはダメ。家族との時間や学校関係者以外と過ごす時間を持ってほしい。それが教員の人間の幅を広げることにもなる。

・雇用主としては、従業員の安全と健康を守るのが法的責任。それは企業も地方公務員も同じ。保護者や地域の要求を全て聞いた結果、教員が過労死したら、学校の管理職や教育委員会が法的責任を問われる。保護者や地域の人が責任を問われるわけではない。つまり、保護者や地域の人は何を言ってもいいが、学校はそれを全て聞く義務はない。教員を守ることが法的義務である。「子どものため」という美辞麗句だけではない。

・もっと部活をやれ!と言ってくる地域の人もいるが、やらない。ここで断言する。むしろ減らす。そんなに言うならあんたがやれ、ということ。そこで、じゃあ地域で何ができるか、という話になって、指導ができる人が出てくればいい。指導はできなくてもお金を出すという人が出てきてもいい。そのお金で指導者も雇える。そうやって、地域のお金や人で、地域が主体となって学校を支える仕組みを作りたい。

 

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