教育長ブログ

文科省→起業→熊本市教育長。43歳。教育長の仕事をしながら、考えたことを書いてみます。

校長・園長会での話

今日は校長・園長会でした。教育長講話という時間があったので、こんなことを話しました。原稿があるわけではないので、覚えている範囲ですが。

 

・水害へのお見舞い。この機会に各学校でハザードマップの再確認と対策の想定を。各学校の浸水予測を知っている校長はどの位いるか。例えば2~5mなら、体育館を避難所にしてしまったら誰も助からない。校庭の備蓄庫も水没する。そこまで浸水した時の景色を具体的にイメージして対策を。この2年間は皆、主に地震を想定してきた。それは当然だが、今後は地震以外の災害にも目を向けよう。

・ブロック塀の点検。熊本市役所の中で、教育委員会・学校が圧倒的に早かった。熊本県内でも、熊本市の学校がどこよりも早かったはず。各学校の素早い対応に感謝するし、自信を持っていただきたい。教育委員会・学校は、熊本市の中でも一番早く動ける組織になった。

・部活動休養日の設定。部活の意義は大きいが、そういうレベルの話ではなく、労働基準法を守るということ。授業の余裕時数も多すぎる。年100時間も余裕時数を取っておいて、35時間の英語が入りませんというのはおかしい。余裕時数の削減に取り組む。既にできている学校もある。現状の勤務時間では、何かあったら管理職の責任であるという自覚を。教職員の勤務時間を把握するのは校長の義務。まさかないとは思うが、実際の退勤時刻より早く打刻させているなど、絶対ないよね?

熊本市も、全国的にも、教員採用試験の志望者が減っている。いろいろ要因はあると思うが、教員のブラック労働というイメージが敬遠されていることも否定できない。若い人達にとって、学校を魅力ある職場にする必要がある。今いる我々が良ければそれでよい、という話ではない。熊本の教育の未来が懸った問題。単に上から押し付けたいのではなく、本気で実態を改善したいので、現状を改善できるアイデアがあればどんどん教えてほしい。

・不祥事や事件・事故について。昨年度は懲戒処分ゼロで素晴らしかったが、今年度は残念ながらそうはなっていない。特に子供の安全に関わる問題で、気になる事案が少しずつ出てきている。大きな事故が起きる前兆といえる状態。これを前兆のうちになくしていく必要がある。ここでもう一度気を引き締めてほしい。

・いつも最後の5分くらいはネタが尽きそうになりながら間を持たせているので、今日の話は無理せず早く終わる。校長・園長会自体もいつも長いので早く終わらせよう。