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政策作ってる人のブログ

政策をつくる仕事をしながら、考えたことを書いてみます。

なぜ100m走は左から右に走るのか?

政治の世界でもオリンピックが話題だ。都知事選でも大きな論点の一つであることは間違いない。

 

中でも問題になっているのは、新しい国立競技場だ。あの自転車のヘルメットのようなデザインに、お金がかかりすぎるとか、設計に無理があるとか、批判もある。しかし、多少の修正が加わるとしても、あのヘルメットの中で色々な競技が行われるわけだ。陸上の100m決勝はどんな感じなのだろうなどと、しばし想像に浸ってしまう。

 

その時、ふと気づいたことがある。テレビ中継を見ていると、陸上の100m走は必ず、左から右に走るのだ。正確に言えば、走っている人は間違いなく前に走っている。しかし、必ず左がスタートで右がゴールという構図で撮影されている。僕の「想像」もその構図だった。なぜなのだろう。水泳の場合はどちらもあって、何となく右から左にスタートする構図が多いような気がする。

 

まず思いついたのは、100m走の向きが、陸上トラックの周回と同じ向きだということ。トラック種目は、左回りに走る。100mも、それと同じ向きに走っているのだろう。メインスタンドから撮影すれば、自然に左から右にゴールする構図になる。ではなぜ、陸上のトラックは左回りなのか。

 

ちょっと調べてみたら、諸説あって面白かった。その中で私が納得したのは、人間の体は右半身の方が重いということ。最大の臓器である肝臓が右側にあるので、人間は右半身の方が重い。そのために、人間は自然に左足に重心をかけて立っている。ここまでは事実のようだ。

 

そして、左足に重心があるなら、そちらを軸足にして、左回りに走る方が走りやすい。実際、左回りの方がタイムが早いという。また遊園地でも、メリーゴーランドのように安心感や心地よさを与える乗り物は左回り、ジェットコースターのようにスリルを味わう乗り物は右回りになっているらしい。駅の通路などで自然に左側通行になってしまうのも、同じ理屈のようだ。左側に重心を傾けて歩いているため、左に寄る方が自然になる。

 

ちなみに、他の説としては、右利きの人が多いからとか、心臓が左側にあるからというのもあったが、これらは若干いかがわしい。左回りの方がタイムが速いのは、右利きでも左利きでも同じらしい。心臓も、だいたい真ん中にあって、肝臓ほど偏った場所にはない。しかも肝臓の方が重い。身体の重心に関係するのは、心臓より肝臓のはずだ。

 

水泳の場合は直線しかないので、競技場の構造によって、どちら側から撮影する場合もあるのだろう。水泳でも周回したら左回りの方が早いのか、という疑問も湧いたが、確かめる術はなさそうだ。そんなプール見たことない。周回コースの水泳競技があってもいいのに。

 

 というわけで、今日の疑問への答えは「肝臓のせいだ」。

そんなこと考えてないで仕事しろって言われそうだな...。