教育長ブログ

文科省→起業→熊本市教育長。45歳。悪性リンパ腫サバイバー。

平成30年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果及び平成31年度以降の教育課程の編成・実施について(文科省通知)

文科省が3月29日に授業時数についての通知を出しました。これについて、ネット上でいろいろな意見を見るのですが、どうもピントがずれた意見が多いように思います。というのも、文科省のサイトにも通知本文が載っていないので、みんな通知本文を見ないで意見を言っているように思うのです。

というわけで、通知本文をここに載せておきます。これを見ると、授業時数を週31コマにしろなどとは書いていませんし、学級閉鎖などで標準授業時数を下回ったからといって違反にはならないと書いてあります。

学級閉鎖などで標準授業時数を下回っただけでは違反にならないというのは、学習指導要領解説にも、中教審答申にも、文科省のこれまでの通知にも書いてあるのですが、なぜか絶対に下回ってはいけないと思っている人が多いんですよね。

これは、文科省が「標準授業時数を下回ったことのみをもって学校教育法施行規則に反するとされるものではない」などと回りくどい言い方をしているせいもありますが、要するに、時数を回復する努力もしたし、内容もちゃんと履修できているけれど、最後どうしても足りなかったという時は、それでもいいよ、ということです。

ちなみに熊本市は、今年度から、年間の授業時数の目安を標準授業時数+20コマ(中3は標準授業時数+5コマ)にしています。週当たりでいえば29コマです。標準授業時数+5コマだと、学級閉鎖をしたら確実に下回りますが、「回復する努力もしました。指導もちゃんとできてます。でもどうしても時数が足りません。」という時は、それでいいよ、ということです。

 

f:id:endohiromichi:20190408202015j:plain

f:id:endohiromichi:20190408202022j:plain

f:id:endohiromichi:20190408202036j:plain