昨日の教育委員会会議では、体罰アンケートの報告を行いました。
昨年度、保護者・児童生徒から体罰だという指摘があった事例が49件ありました。そのうち、学校が体罰だと認めたものは、0件でした。
これまでのやり方では、学校からの報告を追認して、「体罰0件です。」としていたところですが、今回は教育委員会で精査し、学校が否定したもののうち、15件を体罰と認定しました。
熊本市ではこれまで、軽微なものや保護者が納得したものは体罰ではない、という甘い運用になっていましたが、これからは、軽微なものでも保護者が納得したものでも、体罰は体罰とします。
そのかわり、これまでのように「体罰イコール懲戒処分」とはせず、重さに応じた処分にします。軽微なものは、懲戒処分にはしません。校長からの注意で改まれば充分です。これまで隠れていた「懲戒処分するほどではない体罰」を表に出すことが重要です。
体罰の基準を明確にし、学校の意識改革を図ります。