※月刊「日本教育」に寄稿した記事を、許可を得てブログに転載させて頂きます。 「予算が足りない」というのは、全国の学校や教育委員会における普遍的な悩みだろう。人が足りない、施設が古い、モノが買えないなど、学校にまつわる問題の多くは、最終的には…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて転載します。 学校でのコロナ対策が始まってから2年以上がたった。この間、教職員は日々の感染防止対策に奔走し、子どもたちも、授業、給食、学校行事、部活動など、学校生活の全面でさまざまな制約を課されてき…
本年度、日本教育会が発行する雑誌「日本教育」に「教育長だより」という連載をさせて頂くことになりました。許可を得てブログに転載させて頂きます。 ・・・ 今号から一年間、地方から見た教育の現状と課題についてお話する「教育長だより」を執筆させて頂…
熊本市の教員採用試験実施要項を公開しました。申込受付期間は、5/16〜26です。 今年度は、熊本市としては過去最大の採用数となります。また、熊本に加えて大阪でも一次試験を行います。さらに、特別選考や一次試験免除などを拡大しています。詳細はこちらの…
本日、Inspire High様と連携協定を締結させて頂きました。登校が難しい児童生徒向けのオンライン学習支援(フレンドリーオンライン)の中で、inspire Highのプログラムを活用します。 Inspire Highのプログラムは、子供たちが日頃出会うことがない様々な人の…
拙著『みんなの「今」を幸せにする学校』が3月31日発売となります。 今日、見本本が届きました。実物ができてみると嬉しいものですね。編集者さんの感想は「密」だそうです(笑)。内容がたくさん詰まっているという意味だと思いますので、よかったです。…
「こんな人いたんだ」というのが素直な感想です。 熊本出身で50代から独学で絵を描き始めた塔本シスコさんの展覧会「シスコ・パラダイス」が熊本市現代美術館で開催中です。 独学という経歴や素朴な画風は、(特に上の絵など)アンリ・ルソーっぽいところが…
Kumamoto Education Week 2021-2022 は本日終了しました。 9日間にわたるイベントは、出演者、視聴者、支援者など、数えきれないほどの参加者のエージェンシー(形成力)によって、質量ともに想像をはるかに超えたものになりました。コロナ禍だからこそ、前…
県リスクレベルの引き上げに伴う熊本市立学校の対応について、学校・保護者への通知と報道発表をしました。2/13までは以下の対応となります。・部活動は原則中止します。・学級閉鎖・休校の判断基準を明確化しました。 (学校での検査は行わず、必要な閉鎖を…
2/13まで、熊本県にまん延防止等重点措置が適用されます。熊本市立小中学校は、感染防止対策を実施した上で通常授業を行います。陽性者が発生した学校は、必要に応じて、学級閉鎖、学年閉鎖、休校となります。市立高校は、県立高校に準じて分散登校等を行い…
12月20日、KAB(熊本朝日放送)様と熊本市教育委員会の連携協定を締結しました。当日はKABの高田徹取締役と調印式を行いました。 Kumamoto Education Weekなど各種企画の立案・実施に向けて協力する内容です。教育委員会とテレビ局のコラボで何ができるのか、…
Kumamoto Education Week 2021-2022、開催します!熊本市教育委員会がお送りする、渾身のオンラインイベントです。みんなで教育について考え、語る9日間。今年のテーマは「みんなの夢が未来を創る」です。 今回、本当にすごいと思うのは、各課・各担当がどん…
本日の市議会本会議で、教育長の再任同意を頂きました。熊本市の学校改革は、教育委員会がグイグイ引っ張る段階を終え、学校が自律自走する新しい段階に入ってきている実感があります。それに合わせて、教育長や教育委員会の役割も変わってくるものと考えて…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて転載します。 学校の役割を問い直す 子どもの「現在の幸せ」を保障する場に 学校の機能のうち、オンラインでは決して提供できないものがある。学習や友達との交流は、オンラインで多少なりとも可能であるが、「…
著者の苫野先生からご恵贈頂きました。「ちくまQブックス」という10代向けの新シリーズの、記念すべき第一弾となる作品です。 10代向けということで、たいへん読みやすく書かれています。しかし、言っていることの要求水準はとても高いです。大人になった今…
※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて転載します。 校則見直しで学校管理規則改正 子どもも参画、学校を民主主義実践の場へ ■校則の何が問題か 最近「ブラック校則」についての報道をよく見掛ける。確かに理不尽な校則は問題だが、そのような校則を…
911から20年が経ったのですね。 あの日、ハーバードのケネディスクールで、皆が呆然と立ち尽くしながら大きなスクリーンを見ていました。 画面には、煙を上げるビルと、突入した飛行機の搭乗者名簿が延々と流れています。何百人という名前と年齢が続くその最…
月刊『教職研修』で連載が始まったということで、しかもアフリカの研究者ということで、どんな方なんだろうと思い読んでみました。「越境ブックレットシリーズ」という謎の名前、さらに、第1巻なのにこの前に第0巻もあるという謎の展開です。 読んでいくと…
著者の末冨先生からご恵贈頂きました。本書のいう「子育て罰」は、子育てする人に厳しい社会や制度という意味です。 現在の日本の制度が、特に経済的な面で子育て世帯に非常に厳しいものになっているということが、様々なデータに基づいて論じられています。…
熊本市の本、2冊目が出ます! 前回は『教育委員会が本気出したらスゴかった』という本でしたが、今回は『GIGAスクール・マネジメント』という、熊本市の学校の先生達がスゴい!という本です。 前回と同じ佐藤明彦さん著、時事通信社の本です。取り上げて頂…
今日は熊本博物館「銀河鉄道の夜-KAGAYA 星の世界展」オープニング。去年コロナで延期になり、待ちに待った日です。 写真やイラストなどの展示とプラネタリウムの同時開催。銀河鉄道に乗った気分になれる「ジョバンニの座席」もあります。私が座ると出張中の…
熊本市教育センターを中心に、熊本市教育委員会のキャッチフレーズ "Kumamoto Eduaction" ができました。 ご覧の通り、Educationの"c"と"a"を入れ替えて、教育のaction。教育センター所長の力作です。 このキャッチフレーズの下に、なんかいろいろやる、との…
熊本市では「体罰等審議会」を設置し、体罰・暴言等に関する相談票の提出があった場合は、全ての事例を調査し外部有識者による審議会で審査する体制をとっています。 しかし、それでも把握できていない体罰・暴言があるのではないか、という審議会での意見を…
部活の先輩の清水さんの本です。なんて言ったら失礼ですね。経営学がご専門の清水剛東大教授のご著書です。 戦前の日本は、今よりはるかに死が身近な社会でした。特に感染症による死は多く、家族や友人・知人の誰かを感染症で亡くしているのは普通のことでし…
レッドアローは西武線を走る特急の名前です。私も子供の頃には、親に連れられて池袋の西武で買い物をし、パルコの上でご飯を食べて、レッドアローで帰るというのが年に何度かの贅沢という、典型的な西武の民でした。卒業アルバムにも西武ライオンズのウィン…
長野県池田町の竹内延彦教育長からのご紹介で読ませて頂きました。自らオルタナティブスクールを創設・運営されている著者が「小さな学校」を制度化する構想を描いています。小さな学校とは、生徒数200人以下でオルタナティブ教育をする学校を意味します。 …
編著者の一人である信州大学准教授の林寛平先生からご恵贈頂きました。現地でしかわからないリアルな北欧各国の教育事情が描かれており、中でもスウェーデンに重きが置かれています。 スウェーデンに関する記述では、例えば、民主主義や政治参加に関する学校…
連休期間中の部活動は、感染防止対策が徹底されている公式戦以外、他校と交流する合同練習や練習試合、合宿及び大会は禁止となります。詳細はこちらのページをご覧ください。 www.city.kumamoto.jp
熊本市立図書館では、閲覧室や学習室の利用を停止し、一度に借りられる冊数を10冊から15冊に増やします。 感染防止のため、滞在時間や利用回数を減らせるようにという趣旨です。開館時間、貸出期間の変更はありません。 連休中はたっぷり本を借りてステイホ…
以前こちらにも書いた『文部科学省の解剖』の青木栄一さんによる新書です。所々「ん?」と思う箇所もあるものの、概ね納得の内容だと思いました。 本書で印象的なのは、現在の教育政策が官邸や他省庁の「間接統治」であるという主張です。ご存知のとおり間接…