教育長ブログ

教育長の仕事をしながら、考えたことを書いてみます。

二千円札

すごく久しぶりに二千円札をもらった。この二千円札は、いろいろなことを考えさせてくれる。特に政策を作る側の人間にとっては。

まず、ニーズを読み違えた政策の失敗であることは否定できない。既に製造されていないし、滅多に見ることはない。作ったけど使われない補助金とか、動員しないと誰も来ないシンポジウムとか、そんな感じだろうか。政策の効果は常に検証しなければという自戒の念も生まれてくる。

大体、もらって「使えるかな」と不安になるのは、紙幣の本質である「信用」という面でいかがなものか。ただ、それで円という通貨自体の信用が揺らぐわけではない。ということは、通貨の信用とは、通貨自体への信用と、個別の紙幣への信用の二種類があるのだろうか。ならば二千円札だけインフレになったりすることもあり得るのか?

また、今でも省庁や銀行の人で「二千円札を普及するんだ」と言って二千円札を使おうとする人がいるけれど、それは「作ったんだから使え」という供給側の論理の押し付けなのか、それとも、みんなが知らない良いものを普及させようという良心なのか。「地域の産品を普及させよう」という政策も、同じように成功や失敗の条件があるのだろうか。

そして沖縄のこと。守礼門が描かれた二千円札には、沖縄への想いが込められていたはずだ。実際、沖縄では今でも結構使われているらしいし。そういえば小渕さん懐かしいなあ。

などなど。まあ、いろいろと考える材料としては、価値ある存在なのかもしれない。