政策作ってる人のブログ

政策をつくる仕事をしながら、考えたことを書いてみます。

「乾杯条例」がブーム!?

私は条例案を作る仕事もするのですが、昨年の条例界(?)では、「乾杯条例」を作るのが流行りでした。

 

「乾杯条例」というのは、その名のとおり、「地元のお酒で乾杯しよう!」という条例です。もちろん、ビールで乾杯しても罰則はありませんし、お酒を飲まなくても条例違反ではありません。

 

京都市が去年の1月に、地元の日本酒で乾杯しようという条例を施行したところ、日本酒の消費量が増えたということで、これが各地で大ブームに。1年間で40以上の「乾杯条例」が制定されました。

 

もちろん、みんなノリで作ってるわけではなく、地元の酒造組合からの要望という大人の事情もあります。

 

下にあるのが、これまで乾杯条例を作った自治体の一覧ですが、色々なバリエーションがあります。このリストを作るため、「乾杯条例」で何度検索したことか...。

 

お酒の種類を見ると、地域性がわかりますね。やはり日本酒が多いですが、九州は圧倒的に焼酎です。梅酒とかワインもあります。今のところ地ビールやウイスキーはありません。

 

○乾杯条例を制定した自治体(お酒の種類&施行順) 

f:id:endohiromichi:20140112001718j:plain

 

条例の中身は、大体こんな感じです。自治体によって多少違いますが。

・市(町、県)は、地酒での乾杯を普及するよう努める。

・地酒の生産業者は、地酒での乾杯を普及するよう主体的に取り組む

・市民は、市や事業者の取組に協力するよう努める

 

ただ、どことは言いませんが、こういう内容がなく、「こんなの条例じゃねえ」という所もあります。どうせ作るなら、単にブームに乗るだけではなく、ちゃんとした条例を作って、フォローもちゃんとしてほしいものです。

 

京都市も、条例を作っただけでなく、酒造組合などを中心に様々なイベントやキャンペーンをやっています。そうした成果で、日本酒の消費量が増えたのでしょう。

 

「乾杯条例」を作った自治体は、作りっぱなしではなく、実際に消費が増えたのか、後で検証が必要だと思います。