教育長ブログ

文科省→起業→熊本市教育長。44歳。教育長の仕事をしながら、考えたことを書いてみます。

ハンス・ロスリングほか著『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(上杉周作、関美和訳)を読みました。

ハンス・ロスリングほか著『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(上杉周作、関美和訳)を読みました。 世界は私達が思っているより良くなっている、ということを明確なデータで示している本。 どうやら私達が持っている「途上国」のイメージは、30年前から…

県名に「本」がついているのは...

昨日は熊本県社会教育課のOB会でした。今年退職される方の挨拶で、私が課長時代のエピソードが。読書活動推進の事業をしている時、私に「都道府県名に『本』がついてるのは熊本県だけだからね」と言われたのが心に残っていると。すみません。全然覚えてま…

平成31年度予算案

熊本市の来年度予算案は、教育費の比率は17.2%になりました。昨年度は14.4%、今年度は16.8%だったので、やっとここまで来たかという気持ちです。 ようやく、教育費が少ない政令市ではなくなりました。市全体の予算編成でも教育にはかなり配慮して頂いてあり…

ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』(柴田裕之訳)を読みました。

世界的ベストセラーとのことで、遅ればせながら読んでみました。上下巻で長いですが、文章が読みやすく面白いので、あまり苦労せずに読めました。 日本で真面目に学校教育を受けた人にとっては、ものすごく目新しいことが書いてあるわけではありません。が、…

「第3回 教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催しました。

昨日は「第3回 教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催しました。「先生論~どのような先生が『よい』先生か」をテーマに、熊本県内のみならず、東京から鹿児島まで各地からもご参加いただきました。 ・苫野 一徳先生の講演・苫野先生(研究者)、前田康裕先生…

パウロ・コエーリョ著『アルケミスト』を読みました。

最近読んだ本(どれか忘れましたが...)で引用されていたので、気になって読んでみました。世界で1億部以上売れている超ベストセラーで、『星の王子さま』と並び称される名作といわれています。 少年が旅をする話です。夢で見た宝物を探して砂漠を旅します…

フレデリック・ラルー著『ティール組織』を読みました。

フレデリック・ラルー著『ティール組織』を読みました。 組織の意思決定というと、まず思い浮かぶのはトップダウンかボトムアップかという話です。しかし、それはどちらもピラミッド型組織の中での意思決定の方法で、情報の流れる向きが違うだけ。トップとボ…

劇団四季こころの劇場「魔法をすてたマジョリン」を鑑賞しました。

1月25日は、劇団四季こころの劇場「魔法をすてたマジョリン」を鑑賞しました。全国的に展開されている社会貢献活動で、熊本市でも小学6年生を無料で招待頂いています。特に、今年からはご厚意で公演を3日間に増やして頂き、希望する全校が参加できるよ…

タブレット端末の機能制限を大幅に解除します。

昨日の定例教育委員会会議で「タブレット端末の利活用の促進に向けた機能設定について」を承認いただきました。 基本方針として「学校で使う端末として国内トップレベルの自由度をもつ、制限が少ない設定とする」と明記しています。教師用は管理上の制約を除…

2月2日、第3回「教育を盛り上げる会 in 熊本」を開催します。

2月2日(土)、熊本大学で「第3回教育を盛り上げる会 in熊本」を開催します。今回は、苫野一徳熊大准教授を中心に、「どのような先生が『よい』先生か』をテーマとした講演やワークショップを行います。皆様のご参加をお待ちしています! 詳細・お申し込み…

教育を盛り上げる会(新年会)を開催しました。

1月10日、第2回「教育を盛り上げる会 in 熊本」(新年会)を開催しました。私は参加できなかったのですが、運営スタッフの皆様が一致団結して頑張ってくださり、素晴らしい会になりました。ぜひこの調子で熊本から教育を盛り上げる新しい波を起こしてい…

福島創太著『ゆとり世代はなぜ転職を繰り返すのか?』を読みました。

福島 創太さんに、ご著書『ゆとり世代はなぜ転職を繰り返すのか?』をご恵贈いただきました。 「やりたいこと」を突き詰め、仕事を通じて自己実現する「自律的キャリア」を目指すべきという考え方は、もともと社会が若者に求めたものでした。しかし、その考…

工藤勇一著『学校の「当たり前」をやめた。』を読みました。

工藤勇一著『学校の「当たり前」をやめた。』を読みました。 事前情報が多すぎて、読む前から読んだ気になっていた一冊ですが(笑)、期待通りの内容です。この本を読んで「当たり前を見直してみよう」と行動に移す学校がどんどん出てくれば嬉しいですね。も…

日向野幹也著『高校生からのリーダーシップ入門』を読みました。

熊本市立必由館高校でリーダーシップの授業をして頂いた日向野幹也先生に、ご著書『高校生からのリーダーシップ入門』をご恵贈頂きました。 権限によらないリーダーシップ(リーダーシップとオーソリティ)や、ダンスフロアとバルコニーといった、私もケネデ…

1月10日「第2回 教育を盛り上げる会 in 熊本(新年会)」を開催します。

「教育を盛り上げる会 in 熊本」は、教育に関心のあるすべての人が、自由な立場で意見交換し、教育のあるべき姿を考え、これからの教育を盛り上げていくことを目的とするグループです 2019年は、交流会と勉強会を年2~3回ずつ、交互に開催していきます…

44歳の誕生日

誕生日、44歳。今日から、熊本市教育長としての任期も2期目に入りました。ますます頑張ります! 昨日は高校改革の実践者である日野田直彦先生をお招きしての「教育を掘り下げる会」。誕生日のお祝いもして頂き恐縮です。ありがとうございました。 写真は左…

教育長2期目の任命同意を頂きました。

今日の市議会で、教育長2期目の任命同意を頂きました。 12月15日から3年間の新しい任期となります。これまで同様、全力で熊本の教育のために取り組みますので、よろしくお願い致します。 今日の議会で行った所信表明をそのまま掲載します。 ・・・教育長の…

中村高康著『暴走する能力主義』を読みました。

中村高康著『暴走する能力主義』を読みました。 タイトルから想像する「能力主義が行き過ぎて困っちゃう」という内容ではなく、「能力主義が代案もないまま批判されすぎて困っちゃう」という本。 「これからの時代は○○力が必要」といった能力観が次から次に…

日野田直彦著『なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか⁉︎』を読みました。

日野田直彦著『なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか⁉︎』を読みました。 いわゆる普通の公立高校を、海外の大学にもどんどん進学する活気ある高校に変えた、民間人校長の話。日野田さんのビジョンと行動力に加えて、…

文科省も問題視する、学校の「同調圧力」

文科省が出している新学習指導要領の解説「特別活動編」に、いいことが書いてある。 ・集団づくりにおいて、「連帯感」や「所属感」を大切にするあまり、ともすれば、教師の期待する生徒像や集団の姿からの逸脱を許容しないことで、過度の同調圧力につながり…

12月1日、熊本博物館リニューアルオープン!

本日、長らく休館していた熊本博物館がリニューアルオープンしました! 工事中に起こった熊本地震を乗り越え、予定より約1年遅れでのオープンです。中身をちょっとご紹介しますと... 1階は歴史・文化系の展示で、石器・土器の時代から戦後の生活まで、様々…

予備時数の削減、夏休みの特例などを決めました。

11月21日の定例教育委員会会議で、①予備時数の削減②長期休業期間の変更③土曜授業の裁量拡大という方向性を決めました。必要な学校管理規則の改正等は今後行います。 ①は、働き方改革の一環です。現在、多い学校では年間70時間以上の予備時数を取っていますが…

11月6日(火)「これからどうなる?熊本の学校教育」

11月6日(火)夜に、熊本市流通情報会館(流通団地内)で「これからどうなる?熊本の学校教育」と題して講演をさせて頂きます。と、ホームページを見たら、11月3日(土)が締切になっています。ご興味のある方はどうぞ(^^) http://www.jyohokaikan.com/lm_ap…

泉薫子『お母さん精神科医の育児クリニック』を読みました。

熊本市教育委員会の 泉薫子 教育委員(精神科医)の著書『お母さん精神科医の育児クリニック』を読みました。 いじめ、不登校、発達、性自認など、様々な問題に、建前ではなく本音で、時には厳しさも含めて回答しています。「最終的には子ども自身で乗り越え…

佐藤昌宏『EdTechが変える教育の未来』を読みました。

佐藤昌宏『EdTechが変える教育の未来』を読みました。 一読すると、教育の未来像というより、宣伝か?と思うほど、EdTech関連の企業やサービスの羅列が続きます。つまり、カタログです。国内外のEdTechサービスを列挙した「EdTechカタログ2018年版」だと思え…

内田良/苫野一徳『みらいの教育―学校現場をブラックからワクワクへ変える』を読みました。

お内田良/苫野一徳『みらいの教育―学校現場をブラックからワクワクへ変える』を読みました。 お二人の考えが、対談・論文・資料という形式で、読みやすく、わかりやすくまとまっています。「緊急出版」ということで、ものすごく濃密という感じはしませんで…

「重すぎるランドセル」問題で通知を出しました

「重すぎるランドセル」の問題について、持ち帰る学用品を最小限にすること、ランドセルを使うというきまりはないことを、各校長に通知しました。学校を通じて全家庭にも通知を配ります。 もともと小学校の通学カバンにきまりはありませんので、ランドセルを…

なぜスマホで通話する時、ピザ食べるように水平に持つのか

スマホで通話する時、ピザやトーストを食べるように水平に持ってる人が謎でしたが、機種変更してから「声が遠い」とよく言われるので、口をマイクに近づけてしゃべったら自然にそうなりました。 考えてみれば、スマホと黒電話の受話器は大きさも形も違うので…

よく「不易と流行」と言うけれど...

学校関係者の間では、「不易と流行」という言葉がよく使われます。私もたまに使います。不易(時代をこえて変わらないもの)と、流行(時代とともに変化していくもの)ですね。最近特に、ICTや英語教育といった文脈で使われることがあります。 しかし、よ…

北海道で地震

北海道で震度7の地震。心配です。 熊本の子ども達も、テレビで被害の映像を見ると熊本地震がフラッシュバックする可能性があるので、各学校で健康観察に注意し、必要があればスクールカウンセラーを派遣することにしました。 また、札幌市には、復興支援の…